所感というか、なんというか。

   以前、この動画を紹介してくれた人が二人いた。グルガオンのHUDA CITYという終着駅側にあるスタバで、思わずクリックした。

17:25〜18:30からの植松さんのくだり、目頭が急に熱くなり、人目を気にせずに泣いた。何度もこの部分だけ繰り返して見てしまう。

「苦しくて、恥ずかしくて、申し訳ない、悲しいがグルングルンして大変なことになってるんです。」まさに今の自分の心の中を植松さんに覗き込まれているかのように。

 

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  自分は真面目でも、優しくも、責任感があるわけでもない。ただ、やったことのない経験をしているのは間違えないであって、どうしようもない怒りや悲しみをぶつけられないのは事実だ。

 ソリの合わない上司から「ひま?」と言われ、私の営業をマネジメントする人間からは、英語でアカウントプランを作成して、レビュー最中に「キレてるの?私はあなたがどういう風になっても構わない」的なことを言われ、正直気が参っている。確かにふてくされているのは顔に出ているので、そう言われても仕方ないのはわかっている。なので、会社の人間とはあまり話ができていない。飲みに誘われることもなくなった。

 この世の中に、頭のてっぺんからつま先まで悪人という人間はいない。が、どうしようもない自分の性分なんだろう、どうしても彼らと合わせることができない。価値観なのか、気が強い性格なのか。

 だからこそ、余計気が弱くなっている。プランを出してレビューをし、3月までの目標件数と12月に再度レビューを実施することになった。本格的に詰めに来た。

 最近は、アポが取れなくなったクライアントには、飛び込み営業もやっている。嫌だなと思いながら、ノックをするとインド人しかいない。そうなると、たどたどしい英語で会話をし、次回の日本人ディレクター面談につながる。そんなことやってる。先月、今月は日曜しかまともに休んでない。休みってやっぱり大切だ。頑張れるだけ、やる。

 気分転換で、先週はQutab Minal(クトゥブ・ミナール - Wikipedia)という世界遺産に行ってきた。ローマ建築を彷彿とさせるような空間で、一時インドにいることを忘れてしまった。元々は奴隷王朝時代のイスラム建築であるが、その材料は破壊されたヒンドゥー教の寺院から建立しており、携わった人足もヒンドゥー教徒だ。

 その時の彼ら、彼女らの気持ちは、いかばかりであっただろう。自分の権威を示したがたいために、時の権力者が巨大建造物を建立するのは古今東西変わらない。そんなことを考えながら、また今日もドライバーが教えてくれたお寺にいってこよう。

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